社交ダンスシューズで幅広のワイドサイズがあるおすすめメーカーは?


社交ダンスでは、男女ともにヒールがある専用シューズを着用します。自分の足に合わないシューズを履いて練習するとケガや事故につながるおそれがあるので、シューズ選びは重要です。

しかし日本人に多いとされる幅広や外反母趾でお悩みの方は、通常のダンスシューズでは痛みや違和感を感じる場合もあるでしょう。

そこで今回は、社交ダンス専門店「ダンスファッションマツヤ」の店長が厳選した、幅広サイズを選べる社交ダンスシューズメーカーや、おすすめのシューズを詳しく解説します!

自分の足の形に合った社交ダンスシューズで快適に練習したい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。


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目次


幅広の方が、合わない社交ダンスシューズを履くデメリット

まずは実際にサイズ表を見ながら、「幅広」とされるサイズを確認してみましょう。

シューズの「幅広」とは?

シューズの「幅広」はJIS規格に基づき、3E(EEE)以上のサイズと定義されます。

例えば男性は、足長25.5cmの場合、足幅105mm以上が3E(EEE)サイズです。女性は、足長23.5cmの場合、足幅99mm以上が3E(EEE)サイズとされています。

なお、日本人の平均的な足の形は変化しているそうです。

出典:一般社団法人 日本皮革産業連合会|2021年 大人の足サイズ計測

最も人数が多いのは男性は足囲EE・女性はEというのは昔から変わっていませんが、年齢群別にみると男性の44歳以下のグループでは最多足囲がEに、女性の64歳以下のグループでは最多足囲がDでした。若い年代ほど足囲が細い傾向があるといえます。

足が幅広サイズの方は、一般的に下記のようなお悩みが発生しやすくなります

  • 足幅に合わせて靴をサイズアップすると、かかとが合わなくなる

  • 靴のサイズが合わないことによる靴擦れや外反母趾のリスクがある

  • 歩きにくさを感じることがある

無理に合わないシューズを履くデメリット

足に合わないシューズを無理に履いていると、足に下記のような影響を及ぼすおそれがあります。

  • 外反母趾

  • 内反小趾

  • 爪の変形

  • 関節障害

  • 皮膚トラブル(タコ・靴擦れなど)

  • 疲労蓄積

足幅がきついからといって単純に大きめのサイズを選ぶと、足が前滑りしてかえって外反母趾などの症状が悪化するケースも。ダンスの上達を目指すなら、妥協せず自分に合うシューズを見つけたいですね。

幅広の足にもピッタリな社交ダンスシューズの選び方

合わないシューズで練習を続けるのはリスクがあることがわかりました。ここからは社交ダンスシューズの選び方や注意点を解説します。

社交ダンスシューズの選び方

自分にフィットするシューズを見極めるために、ダンス選びの際は下記のポイントをチェックしましょう。

【社交ダンスシューズの選び方】

  1. シューズの種類:初心者はスタンダード用か兼用シューズがおすすめ

  2. サイズ:大きめではなくジャストサイズを選ぼう

  3. ホールド感:足を包み込むフィット感が高いものを選ぼう

  4. ヒールの高さ:初心者はローヒールから慣れるのもおすすめ


詳しい社交ダンスシューズの選び方は、こちらの記事で解説しています。
>>社交ダンスシューズ初心者はここに注意!賢い選び方6ステップ

幅広サイズを選ぶときの注意点

幅広サイズを選ぶときは、一般的な選び方に加えて下記のポイントも考慮しましょう。

注意点1.メーカーごとの「幅広」表記の違い

メーカーやブランドによって、使用されている木型が異なります。

同じサイズ表記(「幅広」や「ワイド」など)でも、若干大きさや幅が違う場合があるので、ネットでご試着をせずに購入する場合には、サイズ交換が可能かどうかも確認しましょう。

当店のサイズ交換の規定はこちらからご確認ください。

注意点2.足の形状に合わせた選び方

ひと言で「幅広」といっても足の形状や症状はさまざま。自分の足の状態を把握して、シューズ選びに活かしましょう

【足の状態の例と選び方】

 ・外反母趾:指先周りにゆとりのあるものを選ぶ

 ・甲高:甲部分の素材や設計にゆとりがあるものを選ぶ

 ・指の付け根が広い足型:靴底の幅が広いものを選ぶ


幅広サイズのあるおすすめ社交ダンスシューズメーカー2選

幅広サイズが用意されている社交ダンスシューズメーカーを2つご紹介します。

おすすめメーカー1.セキネ

2つめは、1954年に創業した日本を代表する社交ダンスシューズメーカー「セキネ」です。

社交ダンスシューズはシューズの原型となる「木型」に沿って作られますが、セキネの場合は日本人の足に合った木型を使用しているのが特徴。多くの商品でレギュラー幅のほか、タイプによりワイド幅や外反母趾対応のバニオン幅をお選びいただけます。さらに、オプションで3E・4E幅も特注できますよ。

海外シューズと比べて日本人の足に合わせやすいセキネのシューズも、ぜひ検討してみてください。


日本の老舗メーカー・セキネのシューズの特徴はこちらの記事でまとめています。
>>セキネの社交ダンスシューズの特徴は?人気シューズもまとめてご紹介!


おすすめメーカー2.ケント

1つめのおすすめは、日本が誇る創業50年以上の老舗社交ダンスシューズメーカー「ケントダンス」です。「オーダーメイドのような履き心地を実現したい」という社長の思いがきめ細やかな設計に反映され、世界中のプロ選手に愛用されています。

おすすめのポイントは、豊富な木型であらゆる足の形に合うシューズを用意しているところ。例えばメンズであれば「カスタム」「ナンバーワン」「フリック」など多彩なモデルがあり、商品ごとに靴底の幅・長さ・トゥ形状が異なります。

自分の足にぴったりのフィット感を追求したい方におすすめのメーカーです。

プロ・アマ問わず人気のケントダンスのシューズの詳細はこちら。
>>ケントの社交ダンスシューズの特徴は?人気シューズもまとめてご紹介!

【メンズ】幅広が選べるおすすめ社交ダンスシューズ5選

まずはメンズ向けのワイド幅が選べるおすすめダンスシューズを厳選してご紹介します。

【スタンダード】セキネ メンズシューズ スタンダードシューズ M710

初心者の方からトッププロの方まで、幅広く愛用されているセキネのスタンダードエナメルシューズです。

幅はレギュラーまたはワイドが選択でき、オプション(1,000円+税)で3E・4Eもオーダー可能です。サイズも23.5〜28.5cm(ただし28.5㎝はレギュラー幅のみ)の間で0.5cm刻みで用意されています。

>>セキネ メンズシューズ スタンダードシューズ M710の商品ページはこちら

【スタンダード】ケントダンス ナンバーワン ソフトエナメル

ケントダンスのなかでも、日本人の足型により合わせやすい木型です。ラウンドスクエアトゥにより、指先全体でフロアをとらえることができます

幅はレギュラーまたはワイドが選択でき、サイズは23.0〜29.0cmで0.5cm刻み(一部オプション料金)です。

>>ケントダンス ナンバーワン ソフトエナメルの商品ページはこちら

【ラテン】セキネ ラテンシューズ スーパー フレックス ブラック SS-M9000

フィット感とつま先の自由度を高めた、セキネの競技向けモデルです。

幅はレギュラーまたはワイドが選択でき、サイズも23.5〜28.0cmの間で0.5cm刻み(一部オプション料金)で用意されています。

>>セキネ ラテンシューズ スーパー フレックス ブラック SS-M9000の商品ページはこちら

SS-M9000よりも土踏まずの面積(底側)をタイトに仕上げることで、シューズ側面がより立体的にフィット・サポートするモデルもご用意しています。
>>セキネ ラテンシューズ スーパー フレックス ブラック SS-M9100の商品ページはこちら

【ラテン】ケントダンス スパイラル B

ケントダンスのスパイラルBは、ダンスに慣れてきてステップアップしたい方にもおすすめのシリーズアーチ部分とボール部分が柔らかく、甲のラインを自然に出しやすいのが特徴です。

幅はレギュラーまたはワイドが選択でき、サイズは23.0〜29.0cmで0.5cm刻み(一部オプション料金)です。

>>ケントダンス スパイラル Bの商品ページはこちら

【兼用】セキネ 牛革 スタンダード&ラテン兼用シューズ

くるぶしや足首周りにやさしいクッション加工が嬉しい、セキネのメンズ用兼用シューズです。ヒール高は2.5センチ。衝撃を吸収するウレタンヒールを採用しているので、ダンスシューズが初めてでも履きやすいでしょう。

幅はレギュラーまたはワイドが選択でき、オプション(1,000円+税)で3E・4Eもオーダー可能です。サイズも23.5〜28cmの間で0.5cm刻みで用意されているので、ぴったりのものを選んでくださいね。

なお、兼用シューズとは、社交ダンスのスタンダードとラテンで使えるシューズのこと。種目ごとに履き替える必要がないので、レッスンやパーティーで重宝します。

>>セキネ 牛革 スタンダード&ラテン兼用シューズの商品ページへ

【レディース】幅広が選べるおすすめ社交ダンスシューズ

続いて、レディース向けのワイド幅が選べるおすすめダンスシューズを厳選してご紹介します。

なお、当店ではお買上げシューズ1足につき1組のヒールカバーをサービスしています。

【スタンダード】セキネ スタンダードシューズ E554

ベーシックな木型を使用したセキネのスタンダードシューズ E554。甲部分にゴムのシャーリング、裏側にはウレタンスポンジを入れることで、脱げにくさと足当たりのよいフィット感を両立しています。

幅はレギュラーに加えて、外反母趾対応のバニオンタイプが選択可能です。サイズも20.5〜25.5cmの0.5cm刻みと豊富に用意されており、ヒールの高さも5.5㎝・7㎝・3cm太ヒール(バニオン幅のみ)から選べるため、自分に合うものを見つけやすいでしょう。

>>セキネ スタンダードシューズ E554の商品ページはこちら

【スタンダード】ケントダンス ウェーブラム

ラウンド木型を使用したケントダンスのウェーブラム。独自構造のアーチが体重をしっかり支えるので、拇指球への負担が軽減されるのが特徴です。長時間の練習でも疲れにくいでしょう。

幅はワイド・レギュラーが用意されており、ワイド幅は特別に靴の底幅が広い木型を採用しているため、足幅がかなり広い方や外反母趾でお悩みの方にもおすすめです。

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【スタンダード】タカダンス レディース スタンダードシューズ 001

土踏まず部分をシューズにフィットさせることにより、身体とシューズの一体感を高めたタカダンスのスタンダードシューズです。

幅はレギュラー・ワイドの2種類で、普段のシューズより0.5㎝小さいサイズでも合うほど幅広に作られているのが特徴。外反母趾にお悩みの方にもおすすめです。サイズは21.5〜25cmの0.5cm刻みで用意されています。

>>タカダンス レディース スタンダードシューズ 001の商品ページはこちら

【ラテン】ケントダンス キャロン YXL

安定感を重視した設計で、初心者の方にもおすすめなのがケントダンスのキャロン。拇指球部分の幅が広めで、自然とインサイドに乗りやすい設計が特徴です。

幅はレギュラーまたはワイドが選択でき、サイズは21.5〜25.0cmで0.5cm刻み(一部オプション料金)。ヒールの高さは7cmです。

>>ケントダンス キャロン YXLの商品ページはこちら

なお、同じキャロンから、甲のチュールに4本のベルトをあしらったデザイン性の高いシューズも販売されています。こちらは5.5cmの低めヒールが展開されているのも特徴です。

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【ラテン】パッション レディース ラテンシューズ PS0060


日本のメーカー「パッション」のゆったりとした履き心地のベーシックなラテンシューズ。クロスベルトが足首にフィットするため安定感があり、初心者の方も履きやすいでしょう。

幅はワイドのみ。サイズは21.5〜25cmの0.5cm刻みで、ヒールは5.5cmと低めです。

>>パッション レディース ラテンシューズ PS0060の商品ページはこちら

【兼用】セキネ レディース パーティーシューズ PK679BN

甲の部分のストーンとお洒落なカットデザインが人気の、セキネの兼用シューズです。

PKシリーズは全体的にゆったりとした木型を使用しており、普段のシューズより0.5㎝小さいサイズでも合うほど幅広に作られているのが特徴。外反母趾にお悩みの方にもおすすめです。ヒールの高さも5.5㎝・7㎝・3cm太ヒールから選べますよ。

なお、兼用シューズとは、社交ダンスのスタンダードとラテンで使えるシューズのこと。種目ごとに履き替える必要がないので、レッスンやパーティーで重宝します。

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【兼用】ケントダンス セグエ

ダブルクロスとサイドオープンのおしゃれなデザインがパーティーにぴったりな、ケントダンスのセグエ。ライトオーク・ブラックパール・ピンクベージュとカラーの選択肢も豊富です。

幅はワイド・レギュラーの2種類で、体重を足裏全体で支える独自のアーチ構造により疲れにくいのも美点。サイズも21.5〜25.0と豊富で、ヒールも5.5cm・7cmが選べます。

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無理なく踊れる幅広サイズの社交ダンスシューズを選ぼう!

【まとめ】

・JIS規格に基づいて3E(EEE)以上のサイズが「幅広」と定義されている

・社交ダンスシューズは自分の足にフィットするものを選ぶことが大切

・ケントダンスやセキネなど、幅広サイズに対応したダンスシューズメーカーもある

 

この記事では、幅広サイズが選べる社交ダンスシューズメーカーや選び方、おすすめのシューズをご紹介しました。

激しい動きも多い社交ダンスでは、自分の足に合ったシューズを履くことが大切です。当店が厳選したシューズのなかから、ぴったりの一足を見つけてダンスを上達させてください。

 

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