社交ダンスステップの簡単な覚え方!初心者必見のコツ3つを紹介
「社交ダンスを始めてみたけど、なかなかステップを覚えられない・・・」とお悩みではありませんか?
社交ダンスのステップは一見複雑に見えますが、実はコツさえ掴めば簡単に覚えることができます。
本記事では、社交ダンスのステップを覚えられない理由や、ステップを覚えるコツを解説していきます。
これさえ身に付ければどんどん上達していきますので、社交ダンス初心者の方はぜひ参考にしてくださいね。
社交ダンスのステップを覚えられない理由は、たった1つ!
社交ダンスのステップを覚えられないと、「記憶力がないから・・・」と思ってしまいませんか?
ですが、社交ダンスのステップが覚えられない理由は、記憶力以外にあります。
それは、足型ばかり気にしすぎているということです。
足の動きばかりを気にしていると一歩ごとに考えることが多くなり、ステップを覚えるところまで頭がついていかなくなってしまいます。
しかし足型は体の動きによって結果的にそうなるものであって、本当に大切なのはカウントやアライメント、ポジション。
初心者の方はどうしても足の動きに意識がいってしまいますが、実際は上半身の動きを整えることで勝手に足が出てくる場合が多いのです。
社交ダンスのステップの覚え方のコツ3つ
それではどうすれば社交ダンスのステップが覚えやすくなるのでしょうか?
足型は体の動きについてくるものですので、以下の3つのポイントに気を付ければステップを覚えやすくなります。
- ステップは体についてくるものだと思う
- ステップをカウントで覚える
- アライメントやポジションを意識する
詳しく解説していきます。
①ステップは体についてくるものだと思う
先述した通り、足型は体の動きに応じてついてくるもの。つまりステップを意識しなくても、体の動きさえ合っていれば正しいステップを踏めるということになります。
まずは「細かな足型は後から覚える」という気持ちで、一旦足の動きは忘れてみましょう。
その上で後述する残り2つのコツを実践してみると、気が付いたら正しいステップが踏めているはずです。
②ステップをカウントで覚える
一旦足型のことを忘れたら、今度はカウントを体に叩き込むのが効果的です。
リズムがあると勝手に体が動くように、社交ダンスでもカウントをしっかり取れれば、それに合わせて足が動きやすくなります。
各ステップのカウントを紙に書き出し、そのカウントに合わせて体を動かしてみるとより覚えやすくなるでしょう。
例えばタンゴで以下のようなステップを書きだしたとします。
- バックコルテ:SQQS
- オープンリバースターン:QQS QQS
紙に書き出したら、「スロー、クイックイッスロー、クイックイッ...」などと実際に声に出して、同時に歩いてみたり、手を叩いたりしてみる。
すると、ステップの名前とカウントが一致して、ステップを覚えやすくなります。
ステップごとにカウントが取れるようになったら、曲に合わせて確認してみると感覚が掴みやすくなるでしょう。
③アライメントやポジションを意識する
曲に合わせてステップのカウントが取れるようになったら、アライメントやポジションを覚えていきます。
ステップは、正しいアライメントへ進んだり、各ポジションに収まったりするための移動手段です。
ステップごとのカウントさえ頭に入れば、正しい方向とポジションに向かっていくだけなので、覚えるのが非常に楽になります。
例えば先述のタンゴの例を男性に当てはめていえば、以下のようなイメージです。
- バックコルテ:後ろ向きに下がり、進行方向正面を向く
- オープンリバースターン:最初のQQSで反時計回りに180度周り、後のQQSで反時計回りに90度回る
全てのステップにポジションとアライメントを当てはめることができたら、実際に曲で通してやってみましょう。
ステップを意識しなくても、全てのステップを覚えやすくなっているのではないでしょうか。
種目別の社交ダンスのステップの覚え方
社交ダンス初心者の方は、レッスンで練習する種目が変わるたびにステップが変わって、苦労しているかと思います。
こちらでは、社交ダンス8種目の主なステップの覚え方を紹介します。
各種目については以下の記事も参考にしてください。
ワルツ
ワルツはほとんどのステップが3カウントなので、非常に覚えやすいカウントだといえます。
ベーシックでは唯一、『プロムナード・ポジション』の後に続く『シャッセ・フロム・PP』にだけandカウントがあります。
ポジションやアライメントとしては、『ナチュラルターン』や『リバースターン』といった男女の位置が入れ替わるステップに注意すると良いでしょう。
タンゴ
タンゴのカウントはスローカウントとクイックカウントがあるため、ワルツに比べて少し複雑になります。
各ステップの名前とカウントを紙に書き出して、それぞれのカウントをしっかり体にしみこませると覚えやすいでしょう。
ワルツに比べて動きも細かいので、ステップごとのアライメントやポジションも丁寧に整理することをおすすめします。
必要に応じてメモを見ながらステップを練習すると、より早く覚えられるかもしれません。
スローフォックストロット
スローフォックストロットは4拍子のリズムで、1カウント目と3カウント目にアクセントがあります。
ポジションやフロアの使い方はワルツに似ていますが、カウントが違うので各ステップのカウントをしっかり確認することをおすすめします。
クイックステップ
クイックステップは4拍子の曲に合わせて、スローカウントとクイックカウントで踊ります。
スロー同様、基本的なアライメントやポジションはワルツとあまり変わりません。
ただしスタンダードの中では最もテンポが速い種目なので、曲に合わせてしっかりカウントを取れるよう、練習が必要です。
クイックにはロックやシャッセといった動作も入ってくるので、クイックカウントの使い方には注意してみましょう。
ルンバ
ルンバは4拍子の曲に合わせて4カウントで踊る種目です。
ベーシックには基本的にandカウントがないので、全て「2341」でカウントできます。
スタンダードに比べてカップルが向き合ったり離れたりという動きが多くなるので、各ポジションを丁寧に覚えていくことが大切です。
チャチャチャ
チャチャチャはアップテンポな4拍子の曲に合わせて踊る種目です。
チャチャチャのカウントは、4と1の間にandカウントが加わります。
アライメントやポジションはルンバとほとんど変わりませんが、andカウントではロックやシャッセが必要です。
ルンバよりもスピーディな動きが求められるので、切れの良い踊りができるよう、動きをよく練習してみてください。
サンバ
サンバは2/4拍子の曲に合わせて踊る種目です。
ラテンの中でもサンバは唯一、4/1カウントのaカウントが入ってきます。
ステップによってaカウントの有無は異なるので、まずはしっかりステップごとのカウントを覚えることが大切です。
さらにサンバは、ルンバやチャチャチャに比べて体の向きやポジションの変化が多くなります。
各ステップのカウントを覚えたら、体の向きやポジションを丁寧に練習してみましょう。
パソドブレ
パソドブレは一般的に8カウントで数えられる種目です。
チャチャチャやサンバに比べるとテンポは遅めですが、ステップによってはandカウントが何度も登場します。
まずは各ステップのカウントを紙に書き出すなどして、正確にカウントすることが大切です。
パソドブレはポジションの入れ替わりも激しいので、カウントを覚えたら体の動きもしっかり練習していきましょう。
パソドブレならではのポーズの見せ場『ハイライト』もかっこよく決められるよう、練習していきたいですね。
社交ダンスのステップはカウントとボディを意識して覚えましょう!
社交ダンスのステップを覚えられないという場合は、一度『足型』を忘れてみましょう。
ステップは体の動きについてくるものなので、カウントに合わせて動かせるようになれば、ステップは勝手についてきます。
ぜひ本記事を参考に、ステップごとのカウントや体の向き、アライメントを一致させて、ステップを覚えていってくださいね。